ウルティム 2020 / ジル・トゥルイエ
ワイナリー: ジル・トゥルイエ
生産地:フランス / ルーション
品種:シラー100%
タイプ:赤
※以下、ラ・グリュー様情報
標高500m、花崗岩土壌の単一畑。シラー100%。地方の中では一際冷涼な気候の清涼感を、短いマセラシオンと樽を排した造りでストレートに表現。樽による長期熟成をメインに、王道にして上質なワインで知られるジルが醸す。
軽い造りであっても、18ヶ月と熟成へのこだわりも実力派の彼ならでは。
生産者ジル・トゥルイエについて
ローヌ地方に生まれ、ローヌの有名ドメーヌでキャリアをスタートさせたジルは現在、ルーション地方エスタジェルにカーブを構える。シラーを中心にグルナッシュ、マカブー、ヤドネールプルートを異なる土壌で栽培。
発酵はコンクリートタンクと少しのステンレスタンク、殆どのキュベをバリックで熟成させる。決して早くは無い収穫 ( 最近のナチュラル系生産者の収穫は酸と軽さを求めて年々早くなっている ) と樽香、整ったキャラクターから、彼のワインを「クラシックだ」という生産者もいる。もちろんヴィンテージにもよるが、彼がブドウの熟度と酸、エレガンスの両立を求めている事は飲めばすぐにわかる。果たして自然派ワイン界における「クラシック」とは一体なんだろうか。「薄旨」「ヴァン ド ソアフ」だけが優れたワインではない。今、多くの生産者がその先を探している。
彼もその 1 人である事に疑いはない。