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2022/02/20 07:00
【飛び抜けた発想と行動力、これまでにないワイン】
2016年、セバスチャン・シャティヨンによって立ち上げられた、 蔵元『アド・ヴィヌム』
時に、理解の追い付かないセパージュでワインを造ったりということもありますが、飲むと納得のクオリティに仕上げてくるのはさすがの一言。
正直、買いやすいお値段ではありませんが彼にしか出せない魅力の詰まった、ワインの世界観がそこには確かに存在します。
※以下、インポーターBMO様情報
・ライフボート 2020
品種:グルナッシュ、シラー、カリニャン、ムールヴェードル
全ての品種を混醸造。グラップ・アンティエールで12日間のマセラシオン。
繊細な澱をキープするため軽くデブルバージュ。アルコール発酵が終了する前に澱引き。
樹脂製タンクで8ヶ月間のシュール・リー熟成。SO2無添加。
自社畑と親友のぶどうから生まれた骨格を意識した1本(親友って誰?ヴァランタン?)。
このヴィンテージの中で一番酒質がしっかりしている印象。
ピチピチとした弾ける果実味の中に重厚さがあり南仏感をヒシヒシと感じる。しっかりしているが、もったりしていないのがさすがの技術!
・レヴァット 2018
品種:グルナッシュ・ノワール40%(樹齢70年)、サンソー30%(樹齢70年)、クレレット10%(樹齢40年)、グルナッシュ・ブラン10%(樹齢40年)、ピクプール 10%(樹齢40年)
全品種混醸造。ぶどうをまず冷蔵庫で冷やしてから低温度で醸す。グラップ・アンティエールで2日間タンクで醸す。マセラシオン・セミ・カルボニック、破砕無し、ルモンタージュ無し。プレスしてエナメルタンクでアルコール発酵と熟成。
熟成:エナメルタンクで8ヶ月間シュール・リー熟成。
元々タヴェルのアペラシオンでワインを造る予定だった。そのためには収穫の際、ぶどうがタヴェルのものだと正式にAOC宣言しないといけない。
グルナッシュとクレレットは認定されたが、このキュべに元々入れるはずではなかったサンソーは、タヴェルではなくコート・デュ・ローヌで認定。
しかしこの3セパージュのブレンドを試したら、更においしかったため、混ぜることにした。
サンソーもタヴェルのぶどうだが、上記の理由でタヴェルと名乗れないことに。
とはいえ、テロワールもぶどうも紛れもなくタヴェルなので、キュべ名は「TAVEL」のアルファベットを反対にして書いた「LEVAT」にした。
こうしてタヴェルだがタヴェルではないキュヴェ・レヴァットが生まれたのだ。
・シークル 2018
品種:サンソー、クレレット
樹齢70~90年のサンソー50%,樹齢40年のクレレット50%。
サンソーとクレレットを同時に混同醸造。半分はグラップ・アンティエールで、ステンレスタンクで10日間のMC。破砕無し。残り半分は、ダイレクトプレス。
破砕無し、ピジャ―ジュ無し、ルモンタージュ無し。プレスされた果汁をマセラシオンの果汁の上に流し込み、8日間漬け込む。全て圧搾し、樽内で熟成。
ブルゴーニュのフレデリック・コサールの228Lの古樽を使用。