コンフィーネ 2020 / イ・カンジャンティ
ワイナリー:イ・カンジャンティ
生産地:イタリア / ウンブリア、トスカーナ
品種:トレッビアーノ90%、マルヴァジア10%
タイプ:オレンジ
栽培:ビオロジック
SO2:無添加 トータル12mg / L
試飲感想
ジンジャー、紅茶、蜂蜜、黒糖などやや重さと甘さを感じるアロマ。
すっきりとした中に、少しのタンニンとべっこう飴のような旨味が広がっていきます。
開けてからしばらくは複雑味があり、シャープというよりはふっくらした印象のワイン。
2日目、3日目と時間が経つにつれ、酸が前にでてキレがよくシャープな飲み口へ。
非常に健全で、噂に聞いていた不安定要素は皆無でした!
※以下、インポーターvivit様情報
手摘みで収穫した異なる品種のブドウを除梗して一緒に醸造。発酵タンクで果皮と共に野生酵母のみで自然に発酵。マセラシオンの期間は6日から7日。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。バスケットプレスによる手動での圧搾後、ステンレスタンクで自発的なマロ発酵と熟成。熟成後、無清澄、ノンフィルター、SO2無添加で瓶詰め。
2020ヴィンテージの総生産量は2,000本。アルコール度数は10.5度。2021年7月時点のSO2トータルは12mg/l
Confineコンフィーネとは『境界』を意味します。ストッピーニ兄弟は、ウンブリア人であり、ほぼ毎日トスカーナとウンブリアの境界を越えて畑に仕事に行っています。またこのワインの色合いは境界で見られる早朝の日の出の色を思い出させてくれるため、このように命名されました。エチケットは、マッテオとルカの母であるシルヴィアを描いたデザインです。
生産者について
イ・カンジャンティは、ウンブリアとトスカーナの境界に誕生したユニークなワイナリーです。ワイナリーを運営するMatteo & Luca Stoppininマッテオとルカのストッピーニ兄弟は、まだ23歳と21歳。学校でブドウ栽培やワインについて学んだことはなく、別の分野の勉強をしていました。しかし学業を修めた後、オフィスで働くよりも自然の中で自然と触れ合って働きたいと思い、家族と共に2019年にワイナリー設立し、全くゼロからスタートしました。二人は、イタリアで数多く行われるワインのイベントに参加してワインを味わってみたものの、気分が悪くなることが多く、それで、誰もが味わえるナチュラルワイン造ろうと思い立ったのだそうです。二人は、祖父母が造っていた古き良き自然なワインを現代に蘇らせたいと思い、祖父母から受け継いだ伝統と教えを現代にアジャストさせてナチュラルワイン造りを始めました。